Vol.1 自分の“本当の感情”を知って変わりはじめた、ありささんと家族の関係

暮らしのスコレ・インタビュー

暮らしのスコレを受講しているメンバーにインタビューするシリーズ。3期の開催に向けて、1期や2期に参加してくれたメンバーにお話を聞きました。今回は、家族とのコミュニケーションに悩んでいたありささん(30代・女性)。暮らしのスコレで何度も自分の感情に向き合う経験を重ねるうちに起きた、自身と家族の変化を振り返ります。

暮らしのスコレに入って、家族とのコミュニケーションが大きく変わりました。以前は、夫や周りの人に対するモヤモヤやイライラの感情に蓋をして、我慢していたんです。そうやって溜め込んだ末に爆発して、夫に驚かれたり……。子どもに対しても感情をコントロールできず、自己嫌悪に陥ったことも何度もあります。

スコレでは、その場面をひとつずつ振り返り、「本当は何を伝えたかったんだろう?」と自分に問いかけていきます。自分の感情を紐解く作業を重ねると、他人からの評価を気にしている自分や、コミュニケーションで傷ついている自分にも気付くことができました。

自分の嫌なところって、できれば隠しておきたいもの。でも、うきちゃんになら言ってみようと思えるのは、彼女が“評価しない”からだと思います。スコレのみんなが一生懸命に自分のことを考えているので、私も安心して悲しみや苛立ちも含めた自分の感情と向き合えました。そういう場所に出会えたことが、本当に嬉しいです。

徐々に、感情が爆発しそうになったとき「本当に伝えたかった気持ちはそれじゃないよね」「どうしたら伝わるかな」と、冷静な自分の声が聞こえるようになって。今では、感情を溜め込まずに少しずつ伝えたり、ユーモアを交えて話したり、スコレで学んだ手法を取り入れながら気持ちを伝える実践を続けています。

私が変わると少しずつ家族との関係も変わり、夫婦の対話や、子どもが思いを伝えてくれる場面も増えました。いまだに怒ることはあるけれど、その自分の感情も蓋をするのではなく、むしろ本当の目的を探ること。それが自分たちの幸せな未来につながっていると教えてくれた、スコレでの学びに感謝しています。


Writer: Mana Wilson