暮らしのスコレを受講しているメンバーにインタビューするシリーズ。3期の開催に向けて、1期や2期に参加してくれたメンバーにお話を聞きました。身近な人を失う経験から、自身の人生の最期を意識するようになったというゆみさん(50代・女性)。暮らしのスコレを通して、初めてしっかりと人生に向き合えた経験を話してくれました。
私はこれまで、「このままの自分ではいけない」「もっと変われたらいいのに」と、ずっと思い続けてきました。自己啓発本を読んだこともあったけれど、あまりピンとこなかったり、逆に落ち込んでしまったり。自分自身や抱えている課題に向き合うことから、いろんな理由をつけて逃げてきたんだと思います。
でも、50代になって、人生の終わりを強く意識するようになりました。周りの人たちが志半ばで亡くなる場面にも立ち会い、明日自分の人生が終わってもおかしくないんだと痛感したからかもしれません。
残りの人生を自分にとって意味のあるものにしたい。そう考えていたときに、SNSでうきちゃんの投稿を見て、彼女のまっすぐな言葉に惹かれました。暮らしのスコレの講義やセッションでも、うきちゃんは難しい言葉を使わないのに、すごく伝わってきます。ふわっとした愛の言葉だけじゃない、本気なんです。だからこそ、「もう逃がさないぞ」みたいなときもある。彼女が真剣に向き合ってくれるから、私も逃げずにいられたんだと思います。
友人に暮らしのスコレのことを聞かれたら、「人生はあっという間に終わっちゃうから、もう私は逃げないって決めたんだ」と答えています。また逃げる瞬間もあるかもしれないけれど、ちゃんと決めたら自分はできると信じられるようになったから。
もっと自分のことを深く見つめて、学び続けたいですね。というか私、始まったばかりなんです。いい死に方をしたいから、いい生き方をしたいと思っています。人生の集大成となるようなことも始まって、今から楽しみです。悩んで、泣いて、怒ってもいい。でも、味わいのある、いい生き方をしたいなと今は強く思っています。
Writer: Mana Wilson