Vol.6 話すたびに「わくわく」が見つかる日々へ。「生きるのがしんどかった」さらさんが、対話で見つけた“私の前の向き方”

暮らしのスコレ・インタビュー

夫の転勤、義実家での同居、仕事も思うようにできない。そんな”閉塞感”のなかで、さらさんが見つけたのは、”自分の人生にワクワクを取り戻す力”でした

暮らしのスコレを受講しているメンバーにインタビューする本シリーズ。今回は、2期生として参加した、さらさん(30代・女性)です。家族の影響でなかなか“ままならない”生活環境を「いつも他人や環境のせいにしていた」と、落ち込んでいた日々を振り返ります。スコレのセッションを通して、自分にとっての“大事な源”を見つけていったお話です。

J-WAVEで惹かれた理由は、“変わりたかったから”

——さらさんが「暮らしのスコレ」を知ったきっかけを教えてください。

うきさんが出演したラジオを聴いたのが最初です。当時は、夫の転勤で海外から帰国して義実家に同居している状態でした。気ままな暮らしから生活環境が一転して、いろいろなことにモヤモヤしているタイミングだったんです。「この生活を変えたい」と思っているタイミングで、ラジオから「日々の生活を見つめ直す長期プログラム」と聴こえてきて、なんだかいいなとネットで検索しました。

——どのようなところに良さを感じたのですか?

まずは、長期間なのがいいなと思いましたね。単発のカウンセリングやコーチングも受けたことがあったのですが、その瞬間は納得しても長続きしなかったんです。長期のコミットメントを自分に課すことで、しっかりと向き合って変われそうだなと感じました。

あと、参加する前にうきさんとじっくりお話しする機会があって、こうやってゆるりと自分の言葉を語りながら、メンバーがお互いの話を聴いていく関係性がいいなって。今の状況を脱するきっかけになるんじゃないかなと感じました

——先ほど「モヤモヤしていた」と言っていましたが、当時はどのようなストレスを抱えていたんでしょうか?

あのときの自分は、理想の生活ができない理由を「夫の転勤に付いていかなきゃいけないから」「同居しているから」と、外的要因のせいにしてイライラしていて……。でも、うっすらと自分の捉え方次第なんだろうなって自覚はあったんです。状況を受け入れて折り合いがつけられれば平穏に過ごせそう、でもひとりではどうすればいいのかわからない。そんな状態でした。

日常を輝かせる“わくわく”で、忙しくなっていった

——さらさんは、個別セッションの時間がすごく楽しいものだったと聞きました。

そうですね。私はうきさんと話しているとポジティブになって、「こんなことしてみたい」「これしたら良さそう」など、どんどん楽しいことが浮かんでくるタイプでした。側から見たら楽しくおしゃべりしているだけに見えたと思いますが(笑)、気持ち的にはセッション後はわくわく感が蓄積していく喜びがありました。制約のある環境のなかでも自分にできること・大切にしたいことが見えてきて、それを少しずつ実行していった感じです。

——例えば、どんな“わくわく”が生まれたんですか?

本当に簡単なことばかりなんですけど、「できる範囲で部屋の模様替えをしてみよう」とか「こうしたら子どもとのコミュニケーションがおもしろくなりそう」とか……。例えば、『おはなしボックス』という箱を作って、中にトークテーマを仕込んだんです。子どもたちがおもしろがって引いてくれて、家族の会話が弾むようになりました。そういう思いついた小ネタを、生活のなかで実験してみて、変化を楽しんだりして。不満ばかりだった日々のなかでキラキラした瞬間を見つけられる感じがしましたね。

——すごく楽しそう。ポジティブな思考で、毎日が忙しくなっていったんですね

うまくいかないことに目を向けて直そうとするのではなくて、楽しく変えていくやり方が合っていたみたいです。私がどんどんやりたいことをやっていくので、夫や子どもたちも「母ちゃん、なんだかいろいろやってるな」と思っていたと思います。私の表情や言動が変わっていったのか、日々の暮らしも平穏になっていきました。

未来の自分から届いた「がんばってるね」

——スコレに入る前の「環境のせいにする自分」からは脱せたのでしょうか?

改善した感覚はあります。今でもモヤモヤすることはあるんですけど、自分自身の捉え方が大きく変わりました。以前はずっと闇のなかでぐるぐるしている感じ。今は「落ち込む期間なんだね」と俯瞰して自分を見ることができるようになりました。それだけで、大きなことですよね、やっぱり。

2期最後の講義でおこなわれた「過去と未来の自分からメッセージが届く」というワークが、すごく良かったなあと思っていて……未来の自分から「がんばってるね」って言われたんです。

——「今のさらさん、がんばってるね」って。

そう。気楽にポジティブな感じで声をかけられた感覚があって。たぶん自分自身でも「よくがんばってるぞ!」と自覚しているから、そういう言葉が出てきたんじゃないかなと思います。スコレが終わっても、「いいよいいよ、がんばってるね」と、忘れずに自分に言ってあげたいですよね。

あと、スコレに入ると決めた、過去の自分も褒めてあげたいですね。当時は「こんなこと考えててもしょうがないのに……」と思いながらも、周りのせいにして鬱々してました。かわいそうな自分でいることが、ある意味、楽だったんだと今ならわかります。その状態から勇気を出してスコレに入ると決断したこと。それがあのとき、唯一できたことかな。

——大きな1歩ですよね。その決断が、こんなにもさらさんを変えたんですから……!

自分ひとりで変わろうとしていたら、途中で諦めていたと思います。だから、まずは人の力を借りようと思えたのがよかったですね。長期間のプログラムで、価格だって安くない。けれど、そこに飛び込んだ時点で、私の“変化の波”は始まっていた。あの行動だけで、「自分、がんばった!」と言ってあげていいんじゃないかなって。今後また壁にぶつかることがあっても、「あのとき変われたんだから、大丈夫」と思えるんじゃないかな。あの決断が、自分のマインドを変える大きな一歩でしたね

“私の人生”は自分で選べると知った今、ポジティブな私へ

——「暮らしのスコレ」を終えて、今の生活はいかがですか?

実は、スコレに入った後に夫の転職が決まって、また家族だけの暮らしに戻りました。縁もゆかりもない土地ですが、前向きに楽しくやっています。それから、友人に誘われて会社員としての仕事も始めました。忙しく大変なこともありますけど、1年前の自分よりは確実に日々をがんばって生きてるわって感じがします。

——生活がぐるりと変わっちゃいましたね。

転職も仕事も偶然ですけどね。目の向け方が変わったら、自分の人生や生活に愛しさを覚えるようになったなと思います。大きな変化に対しても、「やってみよう」と前向きに進むことができたのも、スコレでポジティブな思考になっていた影響が大きいんじゃないかなと思いますね

——スコレのなかで、特に印象に残っていることはありますか?

うきさんが「人は“変われない”のではなくて、自分の意志で“変わらない”ことを選んでいる」と言っていたのが、結構グサッときました。でも、今振り返ると本当にそうだな、と思ってて。それは逆に「生き方は自分で選べる」ということでもありますよね。ぐるぐる悩んでしまうのが自分の意志なら、楽しく元気に生きていくのも自分の意志で続けられるはず。そういう厳しくも納得感のある学びの多くが、いまだに残っています。

——さらさんらしい「楽しく元気な生き方」、これからが楽しみですね!

今は毎月の講義やセッションが終わって、解放感も寂しさもあります。うきさんとのセッションを通して、自分の人生には“わくわく感”が重要なんだと気づけたので。これからは夫や友人など、周りの人に思いついたことや前向きなアイディアをシェアしていきたいなと思っています

落ち込んでいるときは自分を俯瞰してあげながら、ポジティブなエネルギーが出ているときは周りの人に伝えていく。それが自分の人生をわくわくさせていく良いリズムかなって、今は感じています。

Writer: Mana Wilson


<「人生にわくわくを取り戻したい」あなたへのご案内>

「暮らしのスコレ」は、あなたの小さな声に、そっと耳をすます場所です。講義や瞑想、プライベートセッションなどを通じて、自分らしい生き方を半年間かけて探求していきます。(プログラムの詳細はこちらをご覧ください。)

現在は、次の100年に続くコミュニティづくりの準備期間に入るため、新しいメンバーの募集を一時的にお休みしています。

次回(第4期)は2027年以降にスタートを予定しています。ご興味のある方は、公式LINEインスタグラムをフォローして、お知らせをお待ちいただけたら嬉しいです。