私は“わたし”と協力して生きていく

OnamiYuki | 19 June, 2024


          
            私は“わたし”と協力して生きていく

こちらの記事では、主催している「暮らしのスコレ」5月のヨガ哲学対談を終えて、感じていることをまとめています。

あなたを1番傷つけているのは誰なのか

ヨガ哲学、5月のテーマは「アヒムサ(非暴力)」。

暴力を振るわない、攻撃しない、という教えのことです。暮らしのスコレではこれを「自分への精神的な攻撃をやめること」という観点から考えてみました。

生きていると、いろんな人に傷つけられたり、悲しい思いをさせられたりしますから、私たちは、自分を傷つけているのはつねに「他人だ」と思っています。

けれども、“自分”という存在を一番傷つけ、攻撃しているのは、ほかの誰でもない、自分自身です。なぜなら、自分の内側は、自分を責めるような言葉、態度に溢れているから。私たちは、紛れもない“わたし自身”によって、傷つけられているのです。

例えば、「こんなこともできないなんて、なんてダメな人間なんだ」と自分を責めること。

「あの人と比べたら自分なんて」と、人と比べること。

苦手な人と仲の良いふりをしたり、行きたくない飲み会に参加したりして、自分の感情を無視すること。

「休んではいけない」と身体にムチを打ち、自分に休息の時間を与えないこと。

私たちは365日、それも四六時中、自分自身を攻撃しつづけているのかもしれません。

まずはそれをやめることからはじめませんか

なぜなら、自分を攻撃することに、自分のエネルギーを使うのはすごくもったいないからです。自分のことを傷つけて、それでなにが生まれるというのでしょうか。不幸な気持ちになって、気力も活力も失って、自分をより深い谷の中に引きずりおろすために、自分のエネルギーを費やしていく。

それって、あなたが本当に望んでいる生き方ですか?

 

自分の足を、自分で引っ張るのをやめる

もしもいま、何かがうまくいっていないとしても、あなたは、自分のできる範囲で、ちゃんと頑張ってもいるはずなんです。自分のことを、「ちゃんと頑張っている」というふうに捉えるのは難しいかもしれないけれど、そう捉えてみることで、「自分を攻撃する必要はないんだ」というふうに自分に言ってあげてほしいのです。

そして、自分を攻撃する代わりに「本当はどうしたいの?」と、自分に聞いてあげてほしいんです。

みんなみたいにうまくできない…本当はどうなりたいのだろう?

飲み会に誘われた…自分は本当はどうしたいのだろう?

毎日忙しくて疲れた…本当はどうしたいのだろう?

だってあなたは、自分を傷つけたくて、生きているわけではないでしょう。

これまでに人生で、いろんなことを経験し、生き延びてきたなかで、もしかしたら蓋をしてしまったかもしれないけれど、「本当はこういうふうに生きられたら…」という真実の願いが、あるはずでしょう。

自分の大切な時間や労力を、自分の足を引っ張ることに使うのは、本当にもったいないことです。そう言うふうに生きてしまう人がいることが、わたしはとても悲しい。だから、自分がよりしあわせになる方向に、自分のエネルギーを使うようにするのはどうですか?という提案をしたいのです。

 

自分を攻撃している方が楽

私たちはなぜ、自分への攻撃をやめないのでしょうか。それは、自分を攻撃することの方が楽だからです。

自分を責めれば、自分と向き合ったつもりになれるし、反省したつもりになれます。自分を責めているうちは、「本当はどうしたいの?」という、人生の本当の目的や、向き合うべき課題から目を背けることができます。自分を責めさえすれば、努力を避けることができるのです。

私たちは、成長は楽ではないことを知っています。痛みを伴うかもしれないし、うまくいくかもわかりません。挑戦さえしなければ、失敗することもないわけで、そのままの場所に留まっていた方が楽なんです。だから、自分を責めたり、自分の気持ちに蓋をしておけば、「向き合うべき課題から逃げる自分」を正当化できて、都合が良いのです。

ちなみに、どんな自分でも褒め称えようとか、無理やり肯定しよう、なんて話ではありません。それも「ダメな自分は認めてあげない」という、自分に対する暴力だと私は思います。

私たちが自分を自己批判するのだって、「よくなりたい」という気持ちがあるからこそだと思うのです。だから、「怖いけど、自分は本当は成長したいんだ」ということの方に気がづいて、その気持ちを大切にしてあげてほしいのです。その土台となるのが「アヒムサ」の姿勢で生きることです。

 

感情に振り回されると、大切なことを見失う

自分を責めてしまったり落ち込んでしまうときって、自分の心が強く動かされるような“何か”があったいうことです。自分の中に、「本当はこうしたいんだ」という強い思いがあるからこそ、それがうまくいかなかったり、蔑ろにされたとき、私たちは自分や他人を攻撃しはじめるのです。

つまりこれは、自分の“本当に願い”に触れるチャンスでもあるんだ。そういうふうに出来事を捉えることができるようになるといいんじゃないかなぁと思います。

感情のままに自分を攻撃するのをやめて、「この感情は、自分に何を教えてくれているのだろう」「何が満たされていないから、この感情があるんだろう」と見つめ直すことができると、私たちは自分の持つエネルギーを、「しあわせに生きる」という純粋な目的のために使うことができるようになるのではないでしょうか。

そのために、私は“わたし”と協力する人生を選びたい

私にとってのアヒムサは、こんなふうにとてもシンプルなものです。

2024年6月19日

暮らしのスコレ|うき

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