うき | 02 April, 2024
自分がすてきに見える服は、どんな服でしょうか。
みなさんはきっともう、10代〜20代とさまざまな洋服を着てきて、自分にはどんな服が似合うのか、どんな服だと気持ちがいいのかという、自分のスタイルがわかってきているはず。
とあるスタイリストさんが書いた本には『おしゃれ=服をたくさん持っている」ではない。おしゃれな人というのは、自分に似合う服しか持っていない、イマイチな服を持っていない人のこと。「いろいろな服を着こなす」ということは、モデルさんがお仕事としてやっていることであって、私たちがそうである必要はないのです。』というようなことが書いてあり、ほんとうにその通りだなぁと思いました。
「スタイルを確立する」と聞くと、「私は一生コレでいきます!」と宣言しないといけないの?と感じてしまうかもしれませんが、そうではなくて、「いま、自分に合うスタイル」を確立するということ。自分のスタイルは、どんどん変化して良いのです(私は毎年のように、自分のスタイルが変わっていくタイプなので、お洋服も柔軟に変えていきます)。
最近はめっきり減りましたが、店頭で接客を受けていると「ちょっとしたパーティーに、ちょっとカチっとした場所に、こんな服があると便利ですよ」という言葉、常套句のように使われていたことがありました。
でも、ちょっとしたパーティーや、ちょっとカチッとした場所に行くこと、どのくらいありますか?(私はほとんどありません。そもそもすごく苦手です…。)
私たちの暮らしは、99%が「普通の日」です。それなのに、クローゼットには日常で着たいと思えるような服が全然なくて、「ちょっとした何か」のとき用の華美なお洋服がたくさん…、という状態の方も多かったりします。
「普段着たいと思える服がない」という状態を、私たちの脳はどう捉えるのかというと、単純に「服がない!」と捉えます(服がたくさんあったとしても)。脳は「ない」という情報にとっても敏感。「ない!」と感じたら、「服を買わないと!」モードが発動されてしまい、焦燥感を生み出します。そしてとりあえず服を増やすことで、どうにか「ない」という状態を満たそうとします。でも、どんな服が必要なのか分からずに買い物をしてしまうので、本当に必要ではないものを買ってしまったりするのです。
これを繰り返していくと、服はあるのに、着たい服がない、というクローゼットになっていってしまいます。
お洋服には、2種類の寿命があるといわれています。
ひとつが「素材」の寿命。
もうひとつが「気持ち」の寿命です。
そして、「素材」の寿命より、「気持ち」の寿命の方が短いと言われています。素材そのものが薄れるより先に、「着たい!」という気持ちの方が薄れていくので、「モノとしてはまだ着れるけど、もう着たいと思えないな」となるのです。
15年くらい前までは、ファッション業界のシーズンは、1年に2シーズン(春夏/秋冬)というのが普通でした。でもいまでは、1年に52シーズンあるといわれています。どういうことかというと、毎週のように新作を出すブランドが増えているということです(1年は52週です)。ファッションサイクルの短期化によって、私たちの洋服に対する「気持ち」の寿命も、どうしても短くなってしまっているのです。
でも、「新しいモノがほしい」と思うのは、すごく自然な、原始的な気持ちです。子どもやペットに接しているとつくづく思うのですが、彼/彼女たちって、新しいモノへのセンサーがすごくないですか?新しいおもちゃを買って帰ると、何も言ってないのに「その中に新しいモノ入ってるでしょ!はやく見せて見せて!」とすごい勢いで詰め寄ってきます(うちの甥っ子姪っ子とワンコだけかしら…?)。
「新しいモノがほしい」という気持ちは、一概に私たちが市場原理に振り回されているということではなく、生物としてのとても自然な気持ち。だから、無理に抗おうとするのではなくて、いまのこの社会構造の中で、どうすれば「新しいモノを使いたい」という気持ちと、「モノを大切に使いたい」という気持ちがバランスできるのか、ということを考えてる必要があるのです。
私の場合でいえば、服を楽しむために、あえて「たくさんの服を持たない」ことを意識しています。
たくさんの服の中から、毎朝「今日はどんな服を着よう?」とコーディネートを考えるのもとっても素敵なことですが、私はどちらかというと、朝はボケ〜っとしているので、「これを着る」とすぐに決められた方が気持ちが楽なタイプ。
さらにいえば、洋服に関してはめちゃくちゃ飽きっぽい性格でもあります。一生モノを買っても、次の年には「なんかもう違うな」と心境の変化があります。「ファッション」って「移ろいゆくもの」という意味もあるので、これも自然のこととして捉えています。
だから、私のようなタイプにとって、洋服は「買ったそのとき」が一番のピーク!その「モード」であるうちに、そしてその服が大好き!という気持ちがあるうちに、たくさん着て、目一杯楽しもう!と思っています。
そうなると、1シーズンに3コーデくらいがちょうどいい。シーズン中たくさん着ていると、気持ちの変化とともに素材も傷んできて、「たくさん着尽しました!ありがとう〜!」という気持ちで手放すことができるのです。
痩せたら着ようと思っている服は、あなたを傷つける存在になっています。
その服を見るたびに
「昔は痩せてたのに…」
「せっかく買ったの着てなくてもったいない…」
「まだ痩せれてないなんて、私ってダメなやつだなぁ…」
と、心をチクチクと痛めつけてはいませんか?
とある研究では、「太ってるね」「痩せないとダメだよ」と言われている人ほど、ダイエットが成功せず、「全然太ってないじゃん」「別にダイエットしなくていいじゃん」と言われた人の方が、ダイエットの成功率が高かった、という報告もあります。
自分を責める原因となっている「痩せたら着ようを思っている服」を手放すということは、いまの自分を受け入れて、「痩せなければならない」という“ねばならない”を手放すこと。
“いま”気持ちよく着れる服を残し、自分をいじめないクローゼットにしてあげることで、本当になりたい自分を叶える活力が生まれるのかもしれません。
若いころに好きでよく着ていた服は、とっても手放しづらいですが、これを機に手放せるモノは手放していきましょう。
幸せな未来は、幸せな“いま”の積み重ね。だからおうちのスペースも、“過去”自分を幸せにしてくれたモノのためではなく、“いま”の自分ために使うことで、いまをよい未来へ繋ぐことができるのです。
その洋服があったおかげで、楽しい青春時代を過ごすことができ、そのおかげでいまの自分がある。そのことに感謝をして、手放してあげてください。
それでも、この洋服には思い出がめちゃくちゃ詰まっている…!というお洋服の場合は、無理に手放さなくて大丈夫。それは「洋服」のカテゴリーではなく、「思い出品」のカテゴリーになるので、用意した思い出ボックスにしまっておきましょう。
傷んでいる、汚れているお洋服からは、「疲れ・痛み」のエネルギーが出ています。傷んでいるお洋服を着るということは、そういったエネルギーを纏うということ。特に女性は、傷みのある服を着ると老けて見えるので要注意です。
傷んでいたり、汚れているお洋服は、「いままでお疲れさま」「身体を守ってくれてありがとう」と、感謝と労りの気持ちで手放してあげましょう。
その反面、たくさん着てクタクタになったからこそ着心地がいい!とか、この「汚れてもいい服」があるおかげで、子どもやペットと思いっきり遊べる!とか、運動できる!というお洋服もあると思います。そういったモノは、あなたの暮らしにポジティブな影響を与えてくれるモノなので、ぜひ残してあげてください。残すときも、「汚れているのに…」とマイナスな気持ちで残すのではなく、「この服のおかげで」と感謝の気持ちで残してあげることが重要です。
同じ「傷んでいる、汚れている」洋服でも、どう感じるかは一人ひとり異なります。モノは自分の気持ちを写し出す鏡。自分の気持ちに寄り添って判断しましょう。
モノが生まれてきた理由は、そのモノを使うことで、あなたが幸せになるため。だからモノの役割は、あなたを幸せにすることです。
対して着心地の悪い服は、着ることであなたにストレスを与えています。モノの役割である「あなたを幸せにすること」とは、正反対の関係性です。
なんだか着ると疲れる服、締め付けの強い服、素材が肌と合わないもの、サイズの合わない靴…。こういった服は、買っても自然と手が伸びなくなるからか、新品同様の状態であることが多く、手放すのがとても惜しいと感じてしまいます。
けれど、今後それがおうちにあることで自分がよい影響を受け取ることは、一切ありません。たとえ着ることがなくても、クローゼットに鎮座しているだけで「どうして合わないのに買ったんだろう」「お金がもったいなかったな」という負の感情を生み出してしまうからです。
その服の役割は、「こういうのは自分には合わないんだな」という学びを与えてくれたこと。一生役に立つ学びを与えてくれたことに感謝をして手放しましょう。
私たちの時間は、おうちにあるモノよって規定されています。
例えば、本棚に「読まなければならない本」しかなければ、本を読む時間は、やらなければならないことをこなす時間になります。逆に、「大好きで読みたい本」しかなければ、本を読む時間は、ワクワクする楽しい時間になります。
メンテナンスに手間のかかる服ーたとえばアイロンをかけないといけなかったり、手洗いやクリーニングに出さなければいけない服を持っているということは、メンテナンスに人生の時間と労力を使う、ということです。
メンテナンスに時間をかけることが好きな方はそれでもよいのですが、アイロンや手洗い、クリーニングに出すのが面倒…と思っている人は、メンテナンスが必要な服を手放すことで、好きではない時間を手放し、本当にやりたいことに取り組む時間を生み出すことができるのです。
「捨てる」が基本
私たちがいま取り組んでいるような、おうちの本格的な片づけ中は、「捨てる」が基本です。なぜなら、次から次へと手放すモノが出てくる状態で、ひとつひとつ売ったり、譲り先を探したり、なにか再利用したり…にエネルギーを使ってしまうと、「片づける」という、本来やるべきことができなくなってしまうからです。
みなさんがいま片づけに取り組んでいるのは、理想の暮らしをととのえるためであって、不用品の処理(それによって小銭を稼ぐことも)のためではありません。ここで目的を見失ってしまい、「売る」ということにエネルギーを使い始めてしまい、片づけを途中でやめてしまう方がとても多いです。
そもそも、「ひとつひとつ売ったりあげたりする」ための労力も時間もなかったから、たくさんのモノが溜まり、おうちが散らかってしまったのです。そのことを一旦諦めない限り、片づけは前に進みません。
一番ラクな方法を選ぶ
手放し方を検討するときに、一番大切なことは「自分にとってラクな方法を選ぶ」ということです。それ以外、特に「高く売れるところを探す」ことにこだわると、肝心の片づけ自体が進まなくなってしまいます。
ラクな手放し方は人それぞれですが、私がオススメしているのは
①捨てる
②宅配買取・宅配寄付
③近所のリサイクルショップ
です。なるべくおうちの中で完結する、もしくは最寄駅や職場などに行く道沿いにあるリサイクルショップを利用する。買取金額にはこだわるのはこの片づけ期間中はやめましょう(金額ではなく、活用してもらえることに感謝)。
次にまわすモノはかなり厳選しよう
リサイクルショップや寄付にまわすモノは、かなり厳選しましょう。自分が使いたい状態か、自分がもらって嬉しいモノかに限ります。自分がいらないものは、他の人もいらない可能性が高いです。次に回しても結局使い手が見つからず、最終的にゴミとして処分されしまったら、一番エネルギーの無駄が生じてしまいます。
「寄付=社会によいこと」ではない
捨てることは社会にとって悪いことで、寄付は社会にとっていいこと、という認識が一般的かもしれません。しかし私は、これまでの経験から、捨てることが一番社会にとってよいのではないかと感じています。
例えば途上国への洋服の寄付。先進国からたくさんの寄付品が流れ込むことにより、対応しきれなかった大量の衣料がゴミ山となって放置されています。現地の環境悪化につながり、さらに古着によって衣料品の価格が暴落。それにより現地で作られた服が売れなくなり、文化の衰退の一要因ともなってます。
個人的には「ファストファッション=そんなに大切じゃないモノ」と気持ちで、モノに接してきた私たちの心の問題も大きいと思っています。モノを大切にできるかどうかと、そのモノの生産背景やストーリーは関係ありません。
以前、海外がダメなら、国内で寄付がうまく回せないかと、ソーシャルワーカーの友人に相談してみたこともあります。彼女の知り合いの母子シェルター施設に問い合わせてもらったところ、「うちもやってないし、ほとんどの施設が、不用品の受付はしていないと思う」とのことでした。
どういうことかというと、その施設ではすでに、子供服の寄付を募ったことがありました。そのときは大量のお洋服が集まったようです。施設のお母さんたちに、「好きなお洋服を持っていってください」と置いてみたものの、もらっていく人はほぼ皆無。いまは、可愛い服がとても安く買えるので、洋服代に困っている方はほとんどいないんだそうです。むしろ逆に、お洋服ぐらいは、新しくて自分の好きなデザインのものを着せてあげたいと感じている方が多いとのことでした。
結果として、貰い手が決まらなかった大量のお洋服は、ゴミとして処分することに。施設から出るゴミは、産業廃棄物扱いになるので、施設の運営のための貴重なお金を使って、ゴミを出さなければならなかったそうです。それ以外に、配送料、梱包資材、施設職員の方が服を管理する手間…などのお金を労力もかかっています。
寄付というのはしっかり考えないと、「困っている人のために」という枕詞を使って、自分が使いきれなかった責任を誰かに押し付け、余計に困らせているだけなのかもしれない。そう感じたエピソードでした。
罪悪感のたらい回し
不用品を「人にあげる」というのも、極力やめてほしい選択肢です。なぜなら、片づけの現場では「人からもらったモノ」「お下がり」を捨てることが驚くほど多いからです。
自分がいらないモノをあげるとき、「次の人に使ってほしい」という気持ちよりも、「捨てる罪悪感から逃げたい」というのが本音の部分だと、この仕事をしていると感じます。そうやって、みんなが「捨てる罪悪感を味わいたくない」という気持ちで、使われることなく場所だけ移動している不用品たちを、今までにたくさん見てきました。私はこれを「罪悪感のたらい回し」と呼んでいます。
いただきモノをどうしたらいいものか…と困っている方は本当に多いです。みなさんも多かれ少なかれ、そういった経験があるのではないかと思います。なのでもし誰かに差し上げるときは、その方が本当にほしいを思っている場合のみに限ってください。「よかったらあげるよ!」と言われた方は、その善意を断ることを心苦しく感じてしまうもの。丁寧なコミュニケーションを心がけてくださいね。
では次からは、具体的な手放し方をご紹介していきます。
ほとんどの業者さんが、申し込みをすれば宅配キット(ダンボールなど)を送ってくれますし、集荷もお願いできるので、おうちにいたまま手配が済んでとても便利です。
▼ブランディア
▼ラグタグ
▼キャリーオン
子供服、マタニティグッズ専門。20点〜買取可能。仕組みがちょっとややこしいかも。
▼セカンドストリート
大人服〜子供服、おもちゃまで幅広く買取してくれます。
▼古着deワクチン
意外とたくさんあるので、お散歩のときに意識してみてください!
私は渋谷の近くに済んでいるので、買い物ついでに渋谷のラクタグに行きます。なぜなら買取フロアにカフェが併設されていて、査定を待っている間、無料でコーヒーとチョコレートがいただけるんです。いつも空いているのでゆっくり休憩もできてお気に入りです。
お洋服以外にも、本はここ、家具や雑貨はここ…など、暮らしのなかに溶け込む手放し方を見つけることも大事なスキルだと思っています。
古着を店頭回収して、元の原材料に戻し、また新しいモノを作る“マテリアルリサイクル”も広がっています。ユニクロや無印良品など、自社製品の服であれば回収しているブランドも増えているので、よく購入するブランドがあれば調べてみるとよいです。
ちなみにZARAでは、ブランドやメーカー問わずに回収してくれるので便利です。詳しくはこちら
▼グリーンダウンプロジェクト
ダウン製品はこちらでリサイクルできます。
100%天然素材(コットン、もしくはリネン)のお洋服で、すごく気に入っていてまだ着たいけど色褪せしちゃった、汚れちゃった…みたいなモノは染め直しがオススメです(私も何度も利用しています)。
▼武州中島紺屋(藍染)
何度も何度も藍染をお願いしていたのですが、HPがなくなっていて、「もしかして閉業しちゃったかしら…!」とお電話してみたら、HPはないけれど染め直しは受け付けていらっしゃるとのこと。ラボメンバーさんで染め直しをお願いしたい方がいらしたら、ご案内するので私までご連絡ください。
▼京都紋付(黒染)
黒に染め直したい!という場合はこちら。漆黒に染め上がるのでとてもかっこいいです。こちらも何度もお世話になっています。
収納方法と、よく使う収納用品をご紹介します。
収納は、ここで決めきらなくてよいので、ある程度モノの定位置を決める“仮収納”に留めましょう。本収納は、おうちのすべてのモノの整理が終わってからになります。いまの段階ではゆるっと決まれば大丈夫です。
【よく使う収納用品】
▼無印良品・ポリプロピレンクローゼットケース(幅44cm・奥行55cm)
・小(深さ18cm)…靴下や下着類など、細かい服の収納に適したサイズ
・大(深さ24cm)…トップスやボトムスなど、上記以外の服は全部こちら
・深(深さ30cm)…深すぎて使いにくいので基本は使いません
▼無印・ポリプロピレン収納ボックス・中
フタ(別売り)と合わせて重ねる収納が可能です。量が多い時はワイドサイズもあるので便利。枕棚に使用頻度の低いモノ(季節モノ、トラベルグッズ、お下がり品など)を収納する際に使います。
▼IKEA・スクッブ
枕棚へ使用頻度の低いモノを収納するときに。↑のポリプロピレン収納ボックスより大きいので、収納するモノが多いときや、ベッドリネンやセーターなどボリュームのあるモノをしまうときに。
(押入れが洋服の収納場所になっている方。押入れのなかのモノ全てを片づけるのではなくて、まずは押入れの中の洋服だけを片づけます)
【よく使う収納用品】
▼ベルメゾン・伸縮式ハンガー付き押入れシェルフ
押入れ内にポールがない場合は、上段にコートハンガーを設置しましょう(突っ張りタイプは落下が多いのであまりオススメしていません)。こちらの押入れシェルフは横置きで使うようにしてくださいね。
▼無印良品・ポリプロピレン衣装ケース(幅40cm・奥行65cm)
押し入れの下段は引き出し収納をメインにしています。
・小(深さ18cm)…靴下や下着類など、細かい服の収納に適したサイズ
・大(深さ24cm)…トップスやボトムスなど、上記以外の服は全部こちら
・深(深さ30cm)…深すぎて使いにくいので基本は使いません
▼ニトリ・押入れ整理ラック
押入れ上段にラックを取り付けることで、縦の空間を有効活用できます。下記に紹介するボックス類と組み合わせて、トラベル用品やイベント物、バックなどを収納します。
▼無印・ポリプロピレン収納ボックス・中
フタ(別売り)と合わせて重ねる収納にしたいときに。量が多い時はワイドサイズもあるので便利です。蓋付き収納は使用頻度の低いモノに限定しましょう。
▼無印・やわらかポリエチレンケース・中
頻繁に出し入れするものはフタを付けずに、ポンポン放り込んでしまうスタイルが◎丸みのある優しい形と、無駄な突起などがないので引き出しやすいところがオススメです。
下着や靴下の収納でもご紹介した、100円ショップの不織布仕切りを入れましょう。
Sサイズ…靴下、ショーツ、ハンカチなど
Mサイズ…タオル、ブラジャー、タンクトップ、子供服
Lサイズ…トップス、ボトムス
ハンガーはぜひ揃えてください(訪問レッスンでは必ず揃えています)!ハンガーを揃えるだけで、空間の美しさがグッとあがり、クローゼットを開けるだけでも幸せな気持ちになれるのです。
揃えるハンガーは、クリーニング店でもらったものでなければなんでもOK。自分の好みのハンガーを使ってあげてください。
女性にオススメなのは滑らないハンガー
・MAWA
・ニトリ
のハンガーは、滑らない素材でできているので、肩まわりがゆったりした服や、ツルツル滑りやすい服にぴったり。お洋服の肩部分に跡がつきにくい形になっているのも嬉しいポイントです。
男性やお子さんには滑りやすいハンガーを
一方で、男性やお子さんには“滑らないハンガー”は不評です。滑らないので、サッと取りにくい、というデメリットがあるからです。
男性やお子さんには、木製やプラスチック製の滑りやすいハンガーがオススメ。もし自分で使う以外のハンガーを買い換えるときは、事前にご本人に相談するのを忘れずに。
▼木製、プラスチック製のハンガー
・ニトリ
・無印
・IKEA
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お洋服のお片づけについては以上です!
これから各カテゴリーごとのお片づけを進めていきますが、分からなくなってきたら何度でもこの記事に戻って確認しつつ、片づけを進めていきましょう。