完璧を目指さない

OnamiYuki | 08 April, 2024


          
            完璧を目指さない

いよいよ、この4月から暮らしのスコレの第2期がスタートしました。

参加者は30名。大学生〜50代の、お仕事に忙しい方、子育てに奮闘中の方、キャリアブレイク中の方、片づけに向き合いたい方、第二の人生についてじっくり考えたい方…と、ほんとうにいろんな方に集まっていただきました。

2期がスタートして1週間。オリエンテーションや講座の開催が無事終了し、そして5月のスケジュールをみなさんにご相談させていただくなかで、

・「仕事の関係で、思うようにWSに参加できない

・「参加したかったのに、子どもが熱を出して急遽キャンセル…」

・「ぜんぶに参加しようとすると予定がいっぱいになってしんどい

など、すでに「これから1年、ほんとうに大丈夫なのかなぁ。続けられるかなぁ」と感じている方もいらっしゃるようです。

そんな方に、ひとつお伝えしたいことがあります。この1年スコレで過ごしていただくにあたって、ぜひ「完璧を目指さない」ことを意識してみてください。

 

完璧主義は、うまくいかない

「完璧にやろう」とすると、実はあんまりうまくいかないんです。それどころか、自分を苦しめる原因になってしまいます。人間というのは不思議なもので、ちゃんとやろうと思えば思うほど、ちゃんとできなくなってしまうんです。

さらに「完璧にやらないと」という気持ちに執着が生まれると、暮らしのスコレに参加することで、自分が本当に得たかったもの、つまり本来の目的を見失ってしまいます。

 

自分にとっての「ちょうど良さ」を見つける

忘れないでいてほしいことは、スコレに「触れる」時間は、最初から最後まで、集中して参加すること、つまり、「100%完璧であること」が大切なのではないということです。

それよりもこの1年、自分が心地よくスコレに触れるつづけるためには、どのくらいがちょうどいいのだろう?と、自分の心に聞いてあげることの方が、よっぽど大切なことです。(だって、ストレスを増やすために、スコレに参加したのではないでしょう?)

みなさん、それぞれ色々な状況のなかで、暮らしのスコレに参加してくださっています。

途中からの参加・退出になったり、子どもの面倒を見ながらの参加で、内容が半分くらいしか入ってこなかった…みたいなこともあるでしょう。画面オンにすることや、話すことが苦手だから、いつも耳だけ参加で申し訳ないな、と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

でもそれで全然構わないのです。逆にそういうふうに、それぞれの「在り方」で参加してくださっている方が、私はとても嬉しいし、健やかだなぁと感じます。私はみなさんに、頑張ってほしいのではなくて、肩の力を抜いてほしいんです。

そして、肩の力を抜いている状態の方が、自分本来の力を発揮できるんだということを、知ってほしいなと思います。

 

100点じゃないと、ダメですか?

家族、仕事、健康、心の状態…私たちはいろんな影響を受けながら生きています。どうしても「100点」が難しいときって、人生のなかには必ずあります。きっとこれからもそうです。

そんなときに「100点でできないからダメだ」と思うのではなくて、「100点は難しいけど、60点くらいならできそうかな」「30点くらいなら、続けられるかな」と、折り合いをつけられる方が、楽しく豊かに暮らせそうだなぁと思うし、そういう“ちょっとずつ”を積み重ねていければ、それでいいではないですか?

「思うようにいかない」経験から、どうすれば自分の心と、私たちを取り巻く現実が、調和をしながら生きていけるのかを、考えていきたい。「参加できない」ということすらも、自分の“学び”や“気づき”にしてほしいな、と思っています。

とはいえ、なるべくみんながリアルタイムで参加できるように、できうる限りの工夫はこれからもつづけていきたいなと思います。やっぱり「参加したい」の想いが叶った方が、私も嬉しいですから。

でもどうか、力みすぎずに、暮らしのスコレをとにかく楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

2024/04/08 うき