暮らしのスコレに参加すると、なにが起こるのか

OnamiYuki | 15 April, 2024


          
            暮らしのスコレに参加すると、なにが起こるのか

この4月、暮らしのスコレ・2期がスタートするのと同時に、1年間ともに活動してきた1期が終了しました。1期から参加してくださったみなさん、1年間本当にありがとうございました!

2期生を募集するにあたって、たくさん聞かれたのが「暮らしのスコレに入ると、どんな変化がありますか?どんなふうに変わるんですか?」という質問でした。

そこで、片づけや暮らし、心に向き合いつづけてくれた1期生の実際の声を、こちらでご紹介したいと思います。

 

本当に得たかったもの

実は1期の最終日である3月31日、年度末でバタバタしていたこともあり、部屋のなかはぐちゃぐちゃ…。にもかかわらず、突如夫の友人が遊びにくることになりました。

いままでの私だったら、片づけようにもどこから手をつければいいのかわからず、半べそ&イライラしながら、ひとりで片づけをしていたと思います。

でも、今回は全然違いました。まず、私のなかで「きっと数時間である程度片づくぞ」という自信があったんです。「まあいけるっしょ」みたいな気持ちになって、朝は家族でピクニックなんかしちゃったりして。この余裕は、確実にスコレの1年間で私のなかに芽生えたものだと思います。

そしてもっと驚いたことに、ピクニック帰宅後、夫と子どもたち(5歳・2歳)が一斉に片づけ始めてくれたのです…!みんな、ある程度は何をどこにしまえばいいのかわかってるという感じで、部屋がどんどん片づいていって。掃除機をかけながら「うう、うきちゃんありがとう…1年間でこんなに変わったよーーー」と泣きました。笑

おかげで、すっきり片づいた部屋で友人を迎え入れることができ、1日を楽しく過ごすことができました。

ああ、私が片づけをしたかったのは、部屋をきれいにしたかったんじゃなくて、こういうご機嫌な1日を家族と過ごしたかったんだ…というのが、本当に身に染みてわかったような気がします。

うきちゃん、事務局の真衣さん、1期のみなさん、本当にありがとうございました。

Mさん(1期生・片づけコース)

 

自分の在り方で、世界が変わる

暮らしのスコレでの一年を振り返ると、「自分の在り方で世界は変わるんだ」ということを実感できた一年だったなぁと感じています。

転職や引っ越しといった、わかりやすい環境の変化がなくても、自分の在り方さえ変われば、家事や育児など、日常生活の捉え方だったり、そこで生まれる感情などが、よい意味で大きく変わるんだ、ということを知りました。

一年前の私は、「これがやりたい!」と思っても、そのほかの大して重要ではないこと、やらなくてもいいこと、やりたくもないことを優先してしまって、いつまでも自分の「やりたい!」を叶えてあげることができませんでした。それがいまでは、自分の「やりたい!」を優先させてあげることができるようになりました。仕事に子育てに忙しくて、本を読む時間なんてないと思い込んでいたのが、最近ではたまに図書館にまで通うように…!

本当に大切にしたいことはなにか?

この問いに、一緒に取り組むスコレのみなさんがいてくれたことが、自分のやる気にもつながりましたし、「わかる〜!」と共感することも多くて、とても心強かったです。そして少しずつ、自分の本当の気持ちに気づけるようになったことが、大きな収穫です。

たくさんの気づきをありがとうございました。暮らしのスコレの1期に入れて、ほんとうによかったです。

ようこさん(1期生・片づけコース)

 

実は、冒頭にもあった 「暮らしのスコレに入ると、どんな変化がありますか?どんなふうに変わるんですか?」という質問に、私自身は明確な“答え”をお渡ししていません

なぜなら、真に大切なことは、「あなた自身が、どうなりたくて、どんな未来を望んでいて、そのためにできることはなんなのか?」を、自分で考え、実践することことだからです。スコレは、その問いの“答えを与える場所”ではなく、その答えを“自分の力で見つけていく場所“でありたいのです。

私たちは、変わりたい、満たされたい、幸せになりたいと願いながらも、
「では、どんなふうに変わりたいの?」
「なにが、自分を本当の意味で満たしてくれるの?」
「どういう状態が、自分にとっての幸せなの?」

ということを、ほとんど考えることなく、これまで生きてきたのではないかと思います。

だからこそ、Mさん、ようこさんが、だれの正解に当てはめるでもなく、自分の価値観で「私が求めていたのはこれだったんだ」と気づいてくれたことが、なによりも嬉しいです。

暮らしのスコレに参加すると、一体なにが起こるのか。

それは「自分はほんとうはなにを求めているのか」 — 良くも悪くも、あなたの心の内側のもっとも深い部分で求めていることが、求めているとおりに起こるのだ、ということです。