2024年4月、いよいよ暮らしのスコレ・2期がスタートしました。
今回の記事では、オリエンテーション「自分の言葉を生きる」を終えて、感じていること、みなさんからいただいた感想をまとめています。
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最後に、いまの“自分”や“暮らし”について俯瞰してみたのは、いつのことですか?
「思い返せば、長いことしていないや…」という方も多いのではないでしょうか。
いまの自分が、日々の生活をどう感じていて、なにに満足し、なにに不満を抱いているのか。オリエンテーションでは、まずはじっくり、そのことに向き合ってもらいました。
私たちは、「自分の言葉」を失ってしまっているなぁと思います。
「自分にとって、ほんとうに大切なことはなんなのか」がわからないまま、生きてしまっているということです。
わからないから、誰かに答えを求めようとします。とにかくたくさんの情報をインプットしたり、アドバイスを求めたり、能力診断・性格診断を受けたり、占いをしてみたり。
こうして「他者の言葉」を生きるようになります。
これは仕方がないといえば、仕方のないことです。なぜなら、私たちは生まれてからいままでずーーっと、「こうすればいい」とか「こうすべき」という「答え」を与えられて生きてきたので、そういうやり方しか知らないわけです。
だから自分の人生も、「他者の言葉」を使って解決しようとしてしまいます。たしかに、お勉強ならそれでうまくいったかもしれませんが、人生はそういう訳にはいかないわけです。
「他者の言葉」を生きるというのは、他人の期待に応える生き方であり、それは自分の期待をないがしろにする生き方でもあります。その生き方をしている限り、自分の心が真に満たされることはないわけです。
誰も、自分の人生の意義や価値を、決めてはくれません。
それなのに私たちは、まるでどこかの誰かが、人生の「正しい答え」を教えてくれるかのように、生きています。
あたかもそれらしい「ほんとうの自分」風の新しい「型」を手に入れて、そこに自分を当てはめて生きていこうとしてしまいます。
そのように、強固に築き上げた「自分らしさ」にしばられて生きていくのは、ほんとうに自由で、幸せなことなのでしょうか。
最近、自分のことを、ちゃんと自分で決めていますか?
自分以外の誰かに、自分の人生を決めさせようとしていませんか?
世間や誰かの「こうあるべき」を生きてはいませんか?
誰かが、あなたについて語ったこと、性格診断や占いなどに書かれていることは、たしかにあなたっぽかったり、あなたの一部ではあるかもしれないけれど、あなたそのものではないのです。
私たちはそろそろ、他者の言葉を生きるのをやめ、自分の言葉を生きはじめなければならないと思います。
うきさんの優しくわかりやすい語りに加え、衝撃的な気づきもあり、とても興味深いWSでした。
自分の心と生きることで幸せに近づけることが分かり、とてもよかったです。
オリエンテーション以来、毎日あれだけ気になっていた占いを、ぱったり見なくなってしまいました。すごく自然に、です。
いままでの私は、他者が与える型を求め、それで安心を得たつもりでいたんだなと気づきました。必死に他者の言葉を生きようとしていたのか…と思うとちょっと怖いですし、子どもが「占いばばあ(言葉が悪くてごめんなさい)」と嫌がっていたことも、いまなら共感できる気がします。
風水は環境学として参考にすることはありますが、占いへの執着はだいぶ薄れ、今は心が軽く感じます。
「自分の言葉」を見つけるのは簡単なことではないですが、少しずつ探っていけたら良いなと思います。素晴らしい気づきにとても感謝しています!
たくさんの大切にしたい言葉を受けりました!
ずっと感じていた違和感を、うきさんが言葉にしてくれて泣きそうになったり、逆に覆されて笑ったり、よい意味で激しいオリエンテーションでした笑
zoomを閉じたあともジャーナリングの手が止まらないくらい、さっそく「自分の言葉」探しがはじまり、ウキウキしてます。
自分の価値観をひっくり返してくれる言葉が次々とうきさんの口から出てきて、またゆっくり、自分のなかで深めていきたいと思いました。これから「自分の言葉」で生きていけるようになったら、とっても清々しい気持ちになれるんだろうな、と一年後の自分が楽しみにもなりました。
さっそく、暮らしのスコレの心地よさに浸り、参加できてほんとうに良かったとしみじみ思います。
WSの感動がなかなか感動冷めやらないのですが、引き続き、みなさんと学べることを楽しみにしています。
いま目の前にある「暮らし」に向き合うことは、自分の言葉を見つけていくことです。
どうして「ちゃんと家事をしないと」と思うんだろう。
どうして、仕事がストレスに感じるんだろう。
どうして、家族とギクシャクしちゃうんだろう。
と、「暮らし」は、たくさんの問いに溢れています。暮らしのスコレは、その問いに対して、時間をかけながら、自分の言葉を編んでいく場所です。
暮らしの中で生まれては消える、小さな感情ひとつひとつに向き合っていく。「他者の言葉」を使ってうまいこと生きるのに慣れてしまった私たちには、面倒で、非効率的な営みに感じてしまうかもしれませんが、「自分の言葉がわからない」ことほど、虚しいことってないと思うのです。
「暮らし」のなかには、私たちが学ぶべきことも、私たちを癒してくれることも、すべてが詰まっています。
暮らすことそのものが、生きる源となるように。
この1年という日々を、ともに過ごしていきたいと思います。
2024年4月22日
暮らしのスコレ|うき
(暮らしのスコレ・2期生は定員に達しましたため、募集を締め切らせていただきました。3期生の募集は、2025年1月ごろを予定しています。暮らしのスコレについて、詳しくはこちら)